もしかしたらこちらのブログ記事を読んでいるということは、ソムリエワインエキスパート一次試験を合格した人でしょうか?!それともソムリエワインエキスパート試験をこれから勉強しようと思っている人ではないでしょうか。
まずは、一次試験のツライ暗記をパスできたことに誇りを持って欲しいと思います。今は、10月にあるテイスティングの二次試験に向けて励んでいるかと思います。
そんな二次試験を不安に思っている人やワインエキスパート試験に興味がある人へ、私が合格できた勉強方法をブログ記事にまとめていますので、参考になれば嬉しいです。
ソムリエワインエキスパート二次試験まであと、わずかですよね。その、二次試験までどんな勉強方法をしてきたか、そして無駄にしない勉強方法をお伝えしてます。
こちらのブログ記事ではこんなお悩みを抱えている人に読んで頂きたい内容となっています。
- テイスティングのコメントをすらすら書きたい
- 合格するためには何を揃えれば良いのか
- 参考にしたテイスティング本とYouTubeは?
- どんなワインを飲めば良いのか分からない
『enoshima life』~もっと贅沢に大人の時間を楽しもう~では、趣味のワインについてブログ記事でご紹介しています。
ワイン好きに読んで頂きたい内容となっていますので是非最後までお楽しみください!
パッと読むための目次
テイスティングの意味を全く理解していなかった私
そもそもワインを飲んで自分の感想を伝えれば合格できる試験でないことは、みなさんご存知かと思います。
ワインを飲んで感想を言い合える仲間がいることは、とても素晴らしいことです。しかしながら、それでは合格することができないのがソムリエワインエキスパートの試験。
スティルワインのコメントをするには、色調、外観の印象、香りの特徴、酸味、バランスなどの評価を複数選択し、銘柄別、項目別に回答しなければなりません。その中で、コメントに対し必要数が指定されていますのでそれに対して答える必要があるのです。
自分の感性でコメントすることはとても危険です。もちろん、ワインそれぞれの品種の特徴を極めているのなら話は別ですが、少なからずこれから試験を受ける人がそうであるとは思いません。では、どうすれば良いのでしょうか。
ワイン初心者からソムリエ資格取得まで【アカデミー・デュ・ヴァン】
どうすればテイスティングの意味を知ることができるのか
当初から外観である粘性の答えが、なぜ強いのか、弱いのか、わかりませんでした。それを理解した時に、なるほど!と、思えることができたのです。そうなんです、論理だてて勉強をしていくことが大事だと気がつきました。
例えば、グラスの壁面を垂れる滴の状態(「涙」=ラルム )をみて答えるのではなく、アルコール度数が高いから粘性が強くなり、滴はゆっくりと流れる。アルコール度数が低いから粘性が弱くなり、滴は早く流れる。
要は、テイスティングしたときにアルコール度数が高いのか低いかを知らないと答えられないということです。
テイスティングの際に、アルコール度数がおおよそ何パーセントかが分かるようになると、そのワインの特徴が分かってきます。ですので、テイスティングの際はアルコール度数にも目を向けることがとても重要なのです。
そして、最後まで香りについては「果実」「花」「植物」「香辛料」「科学物質」がすぐに口に出せるように練習をしました。これが最初のうちはなかなか出てきませんから苦労するところですよね。
日々練習をしてやっと、コメント用紙から選択することができるようになりました。香りについては、試験の直前まで練習です。
ワインの特徴を知らなければ受かることができない
ワインエキスパート二次試験では、テイスティングの試験であることは、みなさんご存知のはず。だからといって、真っ先にワインを口にしては絶対にNGです!
外観を見て、清澄度をチェックし、濃淡をチェック。それから色調と外観を良く観察しなければいけません。そして、それを繰り返すことで品種の特徴である外観の違いが分かるようになります。
例外もありますが品種の特徴を知るのと知らないのとではコメントが、すらすらかけるようになるには難しいのです。
まずは、基本的な品種の特徴を頭の中に叩き込むことが重要です。
どうすればワインの特徴を知ることができるのか
例えば白ワインであれば淡く明るいことが多い「甲州」「ミュスカデ」「ソーヴィニヨンブラン」「リースリング」「シュナンブラン」があげられます。
赤ワインであれば「ピノノワール」「ネッビオーロ」「マスカットベーリーA」「ガメイ」です。
しかし、「シャルドネ」であれば樽香があるものと、ないのでは色調や香りが違ってくることがあるのです。そんなときは、外観を観察し、香りの特徴をつかむことが重要となってきます。
「シャルドネ」であれば樽熟成スタイルの香りは、「バター」「トースト」「ヴァニラ」とスムーズに答えられるように香りをイメージしていくのです。
ワインの特徴が、どんなコメントに当てはまるのかを意識しながらコメント用紙へ記載していきましょう。
また、ワインを飲まなくても外観や香りを観察し、それぞれの品種を飲んだつもりでコメントをすることでワインの特徴が自然とわかるようになっていきます。
外観を見てどんな品種かイメージし特徴をつかむこと
危険な勉強方法は試飲の際に品種当てゲームをすること
必ず必要な道具は揃えた方が良い?!
ソムリエワインエキスパート二次試験を受けるにあたって、ある程度の出費は仕方がありません。そして、ひと通りのワインの品種を飲むようにしてください。
ワインエキスパート二次試験では、高級なワインはほとんど出ることはありませんので2,000円から高くても4,000円程度のワインで十分なテイスティングの練習ができます。ここは惜しまずワインをそろえることをオススメします。
必ず揃えたい道具の一つ テイスティングワインセット
ネットでもワインのテイスティングセットが購入できます。フルボトルを購入するよりも多くの品種の特徴がわかるボトルセットを購入しましょう。
フルボトルを購入するよりはハーフボトルがオススメです。コスパ良くワインのテイスティングの練習をしましょう。また、【アカデミー・デュ・ヴァン】でも販売していますのでこちらのワインセットもオススメです。
必ず揃えたい道具の一つ テイスティンググラス
私が買ってよかったと思うのは、テイスティング用のワイングラスでした。わりと早い段階で購入していたので、試験前にはこちらのグラスを使って二次試験対策をしました。
中にはネットで完売しているところもあり、入荷待ちでまだ買えていないと言っている人がいました。できれば早めに購入し、準備された方が良いでしょう。
ワインとグラスを揃えたらさっそく、ワインをテイスティングをしたくなりませんか?!しかし、気をつけて欲しい事がひとつあります。それは、テイスティングの勉強で必要以上に飲んでしまうことです。
必要以上に飲むことは絶対に避けましょう。合格したら美味しいワインが待っています。
テイスティングの際は必要以上に飲むことはやめましょう!
必ず揃えたい道具の一つ 小分けにする小瓶を購入
小瓶に小分けしてワインを保存することで、ワインの酸化を遅くし、長持ちさせてくれますので小瓶へ詰め替える作業をおすすめします。小分けした小瓶にはどんなワインなのかしっかりメモしておきましょう。
小瓶は、100均でも購入できますので最低でも8~10個ほど用意されると良いかもしれません。香りの強い空き瓶はできるだけ避けた方が良いでしょう。香りが強く残っているとテイスティングするワイン本来の香りが分からなくなってしまいます。できれば新しく小分けする小瓶を用意することをオススメします。
ワインを小分けすることにより、テイスティングを数日かけてじっくり勉強ができますので是非、参考にしてください。
私が合格できたテイスティング本とYouTube
テイスティング二次対策において、とても役に立ったワインのテイスティング本とYouTubeをご紹介します。
私自身、このお二人に出会わなければ合格できなかったかもしれません。その方は『富田葉子先生』と『佐々木健太先生』です。
こちらのお二人は私が【アカデミー・デュ・ヴァン】で当時お世話になった先生です。
私のオススメであるテイスティング本
『富田葉子先生』は、ソムリエワインエキスパートの一次試験で大変お世話になりました。先生のサイトには、「とみわいん.com」があります。一次試験の勉強では随分こちらのサイトを利用させていただきました。
「とみわいん.com」の資料集は得にオススメです。分かりやすくまとめられた地図は、一次試験には欠かせない内容となっています。
そして、二次試験対策であるテイスティングですが『富田葉子先生』が書かれている「テイスティング虎の巻」は、大活躍してくれました。何しろ見やすい!そして、試験対策出題分析データ集がとても役立ちました。
「テイスティング虎の巻」は、合格してからも、ずっと使えるくらい内容も充実し、分かりやすいテイスティング本です。こちらは、参考書として使われると良いでしょう。
私のオススメであるYouTube
『佐々木健太先生』は当時、【アカデミー・デュ・ヴァン】の二次対策でお世話になりました。『佐々木健太先生』の講座を受けたとき、衝撃を受けたことを覚えています。それは、吸い込まれるように授業の内容が凝縮して分かりやすかったことです。
そして、『佐々木健太先生』は、YouTubeをあげていましたので、これを見たときは、感激したのを覚えています。はっきり言います、分かりやすい!!
【アカデミー・デュ・ヴァン】で、テイスティング講座を受けましたが、『佐々木健太先生』の授業がとても分かりやすかったです。私が試験を受けた年は、2020年のコロナ真っ只中でした。
なかなか都内まで足を運びずらいそんな状況でもありましたので、『佐々木健太先生』のYouTubeは、本当に分かりやすく何度も何度も繰り返し見ていました。
テイスティングの基礎知識を固めたいなら『佐々木健太先生』のYouTubeは絶対に見ることをオススメします。
テイスティング二次試験勉強のまとめ
いかがでしたでしょうか。
ソムリエワインエキスパート二次試験勉強方法についてブログ記事を書きました。私が合格できたのは、テイスティングの基本的な意味をしっかりと理解できたからだと思っています。けっして難しい問題を解けたからではありません。
テイスティングである二次試験には、高級ワインが出ることがほぼ無いと思った方が良いでしょう。しっかりワインの品種である特徴をつかむことが出来れば絶対に合格できます!
そして、『富田葉子先生』と『佐々木健太先生』に出会わなければ合格することができなかったと思います。お二人の分かりやすいワインの講座は本当にオススメです。スクールを探したり、ワインの先生を探すならこちらのお二人を推薦します。
そして、テイスティング二次試験に絶対合格してくださいね!ワインの知識を身につけることで今まで以上にワインが「美味しい」と感じられ、そして「ワインの趣味を持つ仲間」ができるようになりますよ。